
出産体験記3
運命の日は思いがけなくやってきました。予定日の2週間前、それは引越しの前日でした。
荷造りをおまかせパックにしていたものの、見られたくない下着類をダンボールに詰めたり、引越し屋さんが動きやすいように、
食器類を整理したり、何を思ったのかパソコンを梱包したりと丸1日引越しの準備に追われました。
そして、ほっと一息ついたそのとき、大きなくしゃみをしてしまいました。それと同時にお水が下りたような感触がありました。
まさかまさか、破水じゃないよね、まだだよねと自分に言い聞かせながらお風呂に入り、おなかの赤ちゃんに向かって、
まだ産まれちゃだめだよと話しかけていました。
お風呂からあがろうとすると、水がぽたぽたとおりていたので、これはまずいと思いはじめました。
案の定、布団に入って寝ようとした途端、陣痛が始まりました。10分間隔になって、助産院に電話をしたときは
夜中の12時をまわっていました。1時間たって、5分間隔になってから旦那を起こして助産院へ向かいました。
当時住んでいた社宅から助産院へは、車で1時間弱かかりました。
途中から高速を使い、助産院に着いて診てもらうとまだまだかかりそうだから、一旦お家へ帰ってくださいとのこと。
旦那と私は顔を見合わせました。社宅では、いざとなると助産院まで時間がかかる。それなら、新居で待つことにしよう。
もう一度社宅へ戻り、布団を新居に運びました。